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Joomla!でバナー広告をスライド表示させる

公開日| 2009年05月13日 | コメントはまだありません。
概要 :
 Joomla!では、標準で、バナーというコンポーネントがあります。 これを使うと、表示順やランダムで、バナーを自動で入れ替えて表示してくれます。非常に便利です。 いちいち、カスタムHTMLなどで、手動で入れ替える必要なんてなりません。 Googleの広告のように内容によって入れ替えることはできませんが、手動でやることを考えれば、随分、助かります。
 さて、今回は、このバナーをスライド表示させるBanner Slider Moduleについて、簡単に記述したいと思います。
 このエクステンションは、あくまで、Joomla!の標準コンポーネントのバナー情報をスライドさせますので、 バナーについて少し理解が必要です。

もっと、Joomla!やPHP、Apacheについて詳しく知りたい方は、以下の本なども良いと思います。
本から学ぶことは多いと思います。ネットだけでは判らない様々な事に気づかされます。


Joomla!Pro Book オープンソースCMS導入&カスタマイズガイド

初めてのPHP & MySQL 第2版

Apacheハンドブック
まずは、バナーの登録からランダムに自動切換えを行って表示させてみましょう
標準のバナーコンポーネントは、
  • バナー情報
  • カテゴリ情報
  • クライアント情報
からなります。

普通の記事を書くときの
  • セクション(クライアント情報)
  • カテゴリ(カテゴリ情報)
  • 記事(バナー情報)
のような関係と思えば、大きくは違わないと思います。

では、早速、バナーを2つほど、作成してみましょう。

クライアント情報を登録する
メニューから [コンポーネント] - [バナー] - [クライアント] をクリックします。
パラメータ名 説明
クライアント名: 今から作成するバナーのクライアント名を入力します。
担当者名: クライアントの担当者名を入力します。
連絡先メールアドレス: 連絡先メールアドレスを入力します。
この情報は、基本的に表示されることはありませんので、覚書程度に入力されると良いと思います。

カテゴリ情報を登録する
メニューから [コンポーネント] - [バナー] - [カテゴリ] をクリックします。
パラメータ名 説明
タイトル: 今から作成するバナーのカテゴリ名を入力します。
エイリアス: カテゴリ名の別名(英名)を入力します。
公開: いいえ ●はい
セクション: N/A (これは、何かの名残か残骸か・・・昔は、クライアント情報をセクションとしていたのかもしれませんね。)
カテゴリ表示順: 新規アイテムはデフォルトでは最後に置かれます。順番はこのアイテムを保存した後に変更できます。
アクセス レベル: このカテゴリのバナーをどのレベルのユーザへ公開するかを指定します。
イメージ: カテゴリのイメージ画像があれば指定します。
イメージ位置: カテゴリのイメージ画像の表示位置を指定します。
イメージは、あとで、スライドさせて表示したいので、ここでは、なしで設定しておきます。

バナー情報を登録する
メニューから [コンポーネント] - [バナー] - [バナー] をクリックします。
パラメータ名 説明
名前: バナー名を入力します。
エイリアス: バナー名の別名(英名)を入力します。
バナー表示: いいえ ●はい
固定: ●いいえ はい
表示順: 新規アイテムはデフォルトでは最後に置かれます。順番はこのアイテムを保存した後に変更できます。
カテゴリ: 所属するカテゴリを指定します。
クライアント名: 所属するクライアント名を指定します。
表示回数制限: ある一定回数で、表示するのをやめたい場合に指定します。やめない場合は、無制限を選択します。
クリックURL: クリックされたときの飛び先を指定します。特に必要ない場合は、ここは、何も設定しません。
クリック数: このバナーのクリック数です。初期化できます。
カスタムバナーコード: バナーのHTMLを記述します。
説明/メモ: 覚書を記述しておきます。
バナーを選択: バナーの画像を選択します。(画像を表示しない場合は何も指定しません)
幅: バナーの画像の表示幅を指定します。
高さ: バナーの画像の表示高さを指定します。
バナーイメージ: ??残骸だと思います。
タグ: このバナーのタグ名を指定します。

カスタムHTMLを作成する要領で作成すれば、とりあえず、作成できると思います。 あえて、イメージやクリックURLなどを使用する場合は、別途、チュートリアルを読んでください。 クリックURLなどを指定しておけば、カスタムバナーコード: で {CLICKURL }と指定できるようです。名前も同じようにできるみたいです。

固定(stickyの日本訳みたいです):直訳すれば、"ねばねばの"という訳になるのですが、イメージは、あとで、スライドさせて表示したいので、ここでは、なしで設定しておきます。
参照フォーラム: http://forum.joomla.org/viewtopic.php?p=1270306
読んでもよく理解できませんでした。結局、同一カテゴリで、固定(はい)、固定(いいえ)があって、ランダム表示すると固定(はい)のみが表示されるようです。
どんな時に使うんでしょう?

理解されている方がおられれば、コメントいただければ幸いです。

バナーを表示してみましょう
メニューから [エクステンション] - [モジュール管理] をクリックします。

画面右上の"新規"ボタンをクリックします。

登録されているモジュール一覧が表示されますので、その中から、"バナー"をクリックします。

バナーモジュール固有のパラメータについて記述します。

パラメータ名 説明
ターゲット : クリックしたときの動作を指定します。
・ブラウザナビゲーション付きの親ウィンドウ
・ブラウザナビゲーション付きの新規ウィンドウ
・ブラウザナビゲーションなしの新規ウィンドウ
カウント: 表示するバナー数を指定します。デフォルト5になっていますが、ここでは、1を指定しておきます。
バナークライアント: 表示するバナーのクライアント名を指定します。
カテゴリ: 表示するバナーのカテゴリを指定します。
タグ検索: "はい"を指定するとバナーのタグと表示しているタグとが一致しているものを表示します。
ランダム: 表示切り替え時に、ランダムに選択するか、表示順で選択するかを指定します。
ヘッダー テキスト: バナー表示の先頭文字列を指定します。何も表示しないときは、何も指定しません。
フッター テキスト: バナー表示の最後尾文字列を指定します。何も表示しないときは、何も指定しません。
モジュールクラス: モジュールのサフィックス名です。

テストで作成したモジュールを以下に表示してみます。
作成した表示形式は、単純にランダムに表示するものです。(何度か更新してみると、バナーが切り替わると思います)

表示イメージは、 こちらへ移動しました。
ここまでの標準機能でも十分のような気もしますね。
この機能を利用することができれば、広告を、サイトの内容により近い内容の広告へ自動で切り替えることができます。(Google Adsのように? 以上に?)
そのためにも、しっかりと記事のタグを設定しないといけませんね。(私は、なかなかタグ情報までをきれいに設定できないでいますが・・・・)
バナーをスライド表示させましょう
先のダウンロードサイトから、ZIPファイルをダウンロードし、インストールを行います。 (メニューの [エクステンション] - [インストール/アンインストール] から行ってください。)

インストールを終えると、デフォルトの"Banner Slider Module"が作成されますので、それを編集しましょう。
(メニューの [エクステンション] - [モジュール管理] から"Banner Slider"を探してください。)

Banner Slider Module固有のパラメータについて記述します。

パラメータ名 説明
モジュールクラス: モジュールのサフィックス名です。
Banner ID(s) : バナーのIDを指定します。複数の場合は、カンマで区切ります。
Category ID(s): バナーのカテゴリIDを指定します。複数の場合は、カンマで区切ります。
Client ID(s): バナーのクライアントIDを指定します。複数の場合は、カンマで区切ります。
Display only: Image/Custom BannerCode/Both のいずれかです。(バナーで設定されている情報のどれを表示しますか?)
各バナーでは、バナーイメージ:カスタムバナーコード:を設定できました。(前頁参照)
バナーイメージ:の設定のみを表示する場合は、Imageを選択します。
カスタムバナーコード:の設定のみを表示する場合は、Custom BannerCodeを選択します。
両方ともに表示のする場合は、Bothを選択します。
Effect : どのようにスライド表示をさせまるか指定します。
  • Fade
    -- フェードイン/フェードアウトでバナーを切り替えます。
  • Scroll Left
    -- 左へスクロールしてバナーを切り替えます。
  • Scroll Up
    -- 上へスクロールしてバナーを切り替えます。
  • Scroll Right
    -- 右へスクロールしてバナーを切り替えます。
  • Scroll Down
    -- 下へスクロールしてバナーを切り替えます。
  • none
    -- 何もしません。すぐにバナーを切り替えます。
幅 : バナー表示の幅をピクセルサイズにします。
Height : バナー表示の高さをピクセルサイズにします。
Delay : スライドさせる間隔(時間)をmsで指定します。3000=3秒です。
Random Display : バナーの入れ替えをランダムに行うか指定します。
Resize Images : イメージ表示の時にそのイメージをバナー表示にあわせるかを指定します。
Center Images : イメージ表示の時にそのイメージをセンターリングして表示するかを指定します。
Open In New Window : クリックされたときに新しいブラウザに表示するかを指定します。
Force Using Cache : キャッシュを強制的に使用するかを指定します。
TRACK BANNER IMPRESSION LABEL : バナー表示回数を記録します。

テストで作成したモジュールを以下に表示してみます。
作成した表示形式は、単純にランダムに表示で、スライド効果をFadeにしたものです。

表示イメージは、 こちらへ移動しました。
上記は、デフォルトのまま3秒での切り替えです。
あまり、バナーが動き過ぎると、サイトの印象が変わってしまいます。 このモジュールを、上手に活用しましょう。
また、このモジュールが、IE5以前のブラウザでは、正しく動作しないという記事もありました。 このモジュールを利用する際は、ブラウザの動作状況を確認の上、利用されると良いと思います。

このサイトでも、広告の数が増えました。そろそろ、広告の整理をしないと、記事が読みにくくなってきています。

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