Wordpressでサイトを国際化する(qTranslate)(3)
以前に、「WordPressでサイトを国際化する(qTranslate)」,「WordPressでサイトを国際化する(qTranslate)(2)」という記事を書きました。
先の記事で、qTranslateを導入するための情報を簡単に解説しました。
ここでは、qTranslateのデータ構成を簡単に解説します。
qTranslateは、翻訳情報をどこに保存するのか?
国際化(マルチランゲージ)を実現するプラグインは、自動翻訳系と翻訳編集系があります。
前者は、文字通り、Google TranslateなどWEB上のAPIを用いて、自動的に記事を翻訳し、それを表示します。
そのため、翻訳された情報をサイト管理者は、編集することができません。
後者は、自力で翻訳を行い、その翻訳情報をデータベースへ保存し、保存された翻訳情報を通常の記事と同じように表示するプラグインです。
そのため、自動翻訳機能は、ありません。
qTranslateは、後者にあたります。
では、qTranslateは、どこ(どのテーブル)に翻訳情報を保存しているのでしょう?
答えは、以下の3つのテーブルです。
- wp2_blog_off_posts : 記事
- wp2_blog_off_terms : カテゴリ,タグ
- wp2_blog_off_options : ブログタイトル、ブログ概要
すべて、qTranslateをインストールする前から、すでにあるテーブルです。
wp2_blog_off_posts : 記事 の設定例
wp2_blog_off_posts : 記事 では、以下のように設定されています。
[wp2_blog_off_posts . post_title : 記事のタイトル]
<!–:ja–>日本語タイトル<!–:–>
<!–:en–>English Title<!–:–>
[wp2_blog_off_posts . post_content: 記事のコンテンツ]
<!–:ja–>日本語の概要<!–:–>
<!–:en–>English Description <!–:–>
<!–more–>
<!–:ja–>日本語の本編<!–:–>
<!–:en–>English Content <!–:–>
wp2_blog_off_terms : カテゴリ,タグ の設定例
以下のようなphpの配列情報をシリアライズした文字列で保存されています。
Array ( [WordPress] => Array ( [ja] => ワードプレス [en] => WordPress ) );
wp2_blog_off_options : ブログタイトル、ブログ概要 の設定例
オプション名が’blogname’は、以下のように設定されています。
[:ja]日本語ブログタイトル[:en]Blog Title of English
つまり、設定画面などqTranslateで、特別な翻訳の画面がないものについては、上記のようなキーワードで編集すると翻訳できます。
<!–:en–>English Content <!–:–>
[:en]English Content
この記述の仕方は、通常の記事の中に直接記述することで翻訳文を記述するこもできます。
例えば、以下は、上記と同じように埋め込んでみました。
日本語と英語で、それぞれ表示が変化したでしょ。()
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