スパコンのはなし
政府の事業仕訳で話題のスーパーコンピューター(スパコン)です。
いまさら、これがなんで話題になるのか?不思議ですね。
本音の部分では、業界の方々は、そっとしといてって感じでしょう。()
この問題の側面を端的に書いてある記事がありました。
二つのスパコンが示す日本の二つの未来 – 池田信夫
本当の問題は、根が深いです。
私の個人的な考えでは、
「スパコンなんて作れる会社が日本にあるの?」
です。
F社、N社、H社すべてがコンピュータの開発から、ほぼ撤退したような終わっている会社ばかりです。
一時期、日本は、汎用コンピュータという時代で、攻勢にでていました。
しかし、I社の互換機なるもの(つまり、今のPCですね)が、ハードウェアの仕様公開がなされて一変しました。
あれから、30年(きみまろ風())。本当は、20年ぐらいですね。()
記事にあるように日本の企業は、なんとか、その中で自社独自のPCを売ろうとしていました。
しかし、残念ながら、すべての企業は、自社独自のPCの設計をやめてしまったのです。
現在使用しているPCの心臓部分(CPU)は、日本の企業は作っていないことは皆さんご存じでしょう。
「I???入ってる」
なんて宣伝してますからね。
では、汎用機は、どうかというと、これもかなり下火になっていて、ほとんど、メンテナンスの世界ですね。
それに、F社では、汎用機からS社のSPARKへという流れで汎用機を捨てた?という経緯もあります。
そんなF社が、何を作るの?
H社に至っては、PCすら組み立てないようになっているのに。
H社がコンピュータといっても、なんかおかしい・・・感じもしますね。
ちょっと、内容がネガティブすぎますね。()
事業仕分けの話にもどりましょう。
「これを削って良いのか」
という世論があるのは、確かに希少なご意見で、大事にすべきです。
先のブログの記事にもあるように
「戦略」
が全くないのが問題であって、ただ、F社へのまる投げで良いのかという点と金額の妥当性が問題なのですね。
私は、F社に投げるぐらいなら、大学で基礎研究でもやって、次代のコンピュータを考えてもらった方が良いような気がしますけど。
みなさんは、どうでしょうか。
この記事が、よくよくみなさんも考えてもらえるきっかけになると良いと思います。
以下は、引用させてもらった”池田信夫”さんの著書です。
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