オープンソースのビジネスモデル
公開日| 2009年12月12日 | コメントはまだありません。
カテゴリー:雑音 |
以前、営利団体の無料(フリー)ソフトの意味という記事を書きました。
今回は、オープンソースで無料の意味を少し考えてみたいと思います。
元記事は、11 open source business modelsです。
この元記事に書かれていることは、非常に端的でまとまってます。
オープンソースのビジネスモデル11というタイトルですが、実際、裏を返せば、なぜオープンソースが無料か?って事の一つの答えでもあります。
- Support Ware
— 有料サポートのパターン。 - Product Ware
— ソフトウェアは無償。但し、そのソフトウェアを動作するための付属品(例えばハードウェア(Android携帯))は、有料。 - Cloud Ware
— ソフトウェアはクラウド(WEBにある)。使う時に、機能ごと、ソフト毎に料金を徴収するやり方。 - Project Ware
— オープンソースを使って開発を請け負うやり方。 - SaaS Ware
— SaaS(Software as a Serviceの略)。ソフトウェアを提供者(プロバイダ)側のコンピュータで稼働させ、ユーザーはそのソフトウェア機能をインターネットなどのネットワーク経由でサービスとして使用し、サービス料を支払うやり方。 - Ad Ware
— ソフトウェアに広告が表示されたり、何かやろうとするとWEB(広告サイト)が開いたりするパターン。 - Sugar Daddy Ware
— バックに営利団体がついているパターン。例えば、EclipseとIBMの関係。 - Foundation Ware
— バックに財団がついているパターン。例えば、Apache,Wikipedia。 - Beg Ware
— いわゆる寄付ソフト(donation Software)。 - Tchotchke Ware
— ソフトウェアは、無料だけど、関連するグッズを販売するパターン。最近は、ゲーム系でこのパターンもありかな? - Let’s Make a Deal Ware
— ソフトウェアを作成して、商談にまでこぎつけるパターン。Wordpress,Drupalなど。
結局、純粋に無償でオープンソースが、必ずしも盛り上がっているわけではないのは、皆さん、ご存知のとおりです。
ここで、言っているCloud Ware,SaaS Wareがこれからの主流になりそうですね。
ある意味、これは、小さな会社でも逆転できる可能性が出てきているということでもあるのではないでしょうか。
いずれもWEB上で完結しますから、インフラコストが、非常に小さくて済みますし、テレビなどの大きなメディアへの広告費を必要としないでしょうしね。
そうなってくるとGoogleの検索順位が、非常に大事になりますね。広告という意味では。
検索されなかれば、WEB上では、存在意義がありませんから。残念ながら。()
いずれにしても、小さな会社、個人が生き残るためには、良い参考になると思います。
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