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VC++ 2008 Expressを使ってQtの環境設定とサンプルコンパイル

公開日| 2009年05月09日 | 2 のコメントがあります。
概要 :
 Qt(キュート)が正式にLGPLとして公開を始めて3ヶ月ほどになります。少しずつ、LGPLの効き目があり、ありらこちらにQtに関する記事を見かけるようになりました。
 QtがGPLになったころから、Qtを使ってみたいと思ってはいたものの、中々、手が出せずにいました。
 一番のQtの魅力は、クロスプラットフォームにあります。そのクロスプラットフォームでの開発は、一般的には、それほどありません。 また、あったとしても、この日本では、Javaでの開発が多いことでしょう。 クロスプラットフォームというよりWEBアプリの開発の方が、メリットも多く、Javaの開発者が、Qtの開発者より圧倒的に多いのも現実です。

 Javaの話は、それぐらいにして、今度こそ、Qt(キュート)をやってみようと思い、まずは、環境整備・・・・を始めました。
 ついては、そのQtの開発環境の整備について記述したいと思います。
 ※これをやるには、やたらと時間がかかりますので、ゆっくり構えてください。

(もし、Qtをちょっと見てみたいだけなら、mingwで試されることをお勧めします。既にコンパイル済みのものが同梱されていますので、あえて環境を整備する手間が省けます。)

ダウンロード

関連記事: qmake でVC++ 2008 Expressのプロジェクトファイルを作成する

ここで使用したサンプルソースコード:


Qt LGPL 版の使用に際して

LGPLに関する注意点の日本語訳が某取り扱い会社様からホームページに掲載されていました。
さて、ライセンスは、LGPLになりましたが、LGPLでは、リバースエンジニアリングを許可するようになっていますので、その項がはっきり記載されています。
ご利用になる場合は、しっかりとライセンスを確認してご利用されるようご注意申し上げておきます。
LGPLは、public domainとは違います。GPLもLGPLも、商用で使ってはいけないとは、一言も書いていません。ただ、GPLの場合は、 GPLのものを使って作成したプログラムは、自動的にGPLとなり、ソースコードを公開する義務が生じます。そのため、商用では使いづらいものに なっています。
その制限を、少しだけゆるくしたのが、LGPLです。いろいろと見解もありますが、一応、一般的な見解(先の日本語訳)に沿って 記述すれば、LGPLのものをスタティックリンクしたものは、GPLと同じようにソースコードの公開義務が生じますが、 そうでない場合(他のライセンス条項を満たしている場合)、独自で開発した部分のソースコードは、公開する必要がなくなるというものです。 ただし、LGPLのオリジナルソースコードを編集して使った場合は、それは、例外なく公開する義務が生じます。

まずは、コンパイル
ダウンロードしたQtをインストールします
インストールは、単純にインストーラを実行してインストールします。
インストールの詳細は、各インストールの画面に従い実施してください。

インストール先は、経験上、日本語や空白、'-'などの特殊文字を使わないディレクトリ名が良いでしょう。

今回は、"C:\Qt"へインストールすることにします。

以降の説明や環境設定の中で出てくる、%Qtインストールディレクトリ%は、ここでインストールしたディレクトリになります。

-- 参考 : CPU:2.4 GHz Memory:1.5 Gbyte でインストールを終えるまで約15分程度かかります...気長に待ちましょう...

インストールを終えたら、以下の手順でコンパイルを行います。

  1. VC++ 2008 Expressのスタートアップメニューの中の"Visula Studio 2008 コマンドプロンプト"を開きます

  2. コマンドプロンプトから、%Qtインストールディレクトリ%\Qt へカレントディレクトリを移動します
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    2
    
    C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC> cd C:\Qt\Qt
    C:\Qt\Qt>
  3. コンパイラにVC++2008を指定します
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    C:\Qt\Qt> set QMAKESPEC=win32-msvc2008
    C:\Qt\Qt>
  4. Qtの環境部分をまずはコンパイルします
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    24
    
    C:\Qt\Qt> configure -debug-and-release -D _CRT_SECURE_NO_WARNINGS
    Which edition of Qt do you want to use ?
    Type 'c' if you want to use the Commercial Edition.
    Type 'o' if you want to use the Open Source Edition.
    o
     
    This is the Qt for Windows Open Source Edition.
     
    You are licensed to use this software under the terms of
    the GNU General Public License (GPL) version 3
    or the GNU Lesser General Public License (LGPL) version 2.1.
     
    Type '3' to view the GNU General Public License version 3 (GPLv3).
    Type 'L' to view the Lesser GNU General Public License version 2.1 (LGPLv2.1).
    Type 'y' to accept this license offer.
    Type 'n' to decline this license offer.
     
    Do you accept the terms of the license?
    y
      ---- この'y'を入力後、環境のコンパイルが始まります...
       :
       :
       :
    C:\Qt\Qt>
    -- 参考 : CPU:2.4 GHz Memory:1.5 Gbyte で約1時間程度かかります...気長に待ちましょう...

  5. Qtのライブラリとサンプルを一挙にコンパイルします
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    C:\Qt\Qt> nmake
       :
       :
       :
    C:\Qt\Qt>
    -- 参考 : CPU:2.4 GHz Memory:1.5 Gbyte で約16時間程度かかります...気長に待ちましょう...
    -- 誤記ではありません。約16時間です。


開発環境を整える
[ マイコンピュータ ] - [ プロパティ ]で環境設定を行います。


環境変数名
QMAKESPEC win32-msvc2008
PATH %path%;C:\Qt\Qt\bin\.;C:\Qt\Qt\lib\.;C:\Qt\bin\.
-- C:\Qt\Qt\bin\ : Qt - LibのCore DLLなどのディレクトリ
-- C:\Qt\Qt\lib\ : Qt - LibのDebug版などのDLLのディレクトリ
-- C:\Qt\bin\ : Qt - 基本exe/dllのディレクトリ

設定を終えたら、OKボタンをクリックします。


エクスプローラから、サンプルを実行してみてください。
うまく実行できていれば、環境が正しく設定できていると思います。
正しく、動かなかった場合は、先の設定に誤りがないか再度確認してみてください。

C:\Qt\Qt\examples\widgets\analogclock\release\analogclock.exe

以下のような画面が表示されればOKです。





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コメント

2 Responses to “VC++ 2008 Expressを使ってQtの環境設定とサンプルコンパイル”

  1. nota
    2011年04月23日 @ 07:41:22

    こんにちは
    QT Creatorを使用して間もないのでこのサイトはとても参考にさせていただいております。
    現在、dllを外部参照させようと文献をあさったり検索したりしているのですが、なかなか情報が少なく上手くいっておりません。お手数ですがお教えいただければ幸いです。
    よろしくお願い致します。

  2. 管理人
    2011年04月26日 @ 23:46:32

    基本的なクラスなら QLibrary で Win32 のLoadLibrary と同じことができた?と思いますよ。
    (プラグインのような)動的リンクをするができたと思います。

    DLL側は、QT Creatorで C++ライブラリ作成 – 共有 でプロジェクトを作成するとOK?だったと思います。

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