Qt(B6) Qtアプリケーションの動作OS(Windows)範囲

概要 :
今回は、Qtで作成したアプリケーションが、どのWindowsで動作するかについての話です。
今回は、非常に単純なことなので、早速、簡単に記述してみたいと思います。
Qtアプリケーションの動作OS(Windows)範囲
使用コンパイラ | Win95 | Win98 | WinMe | WinNT 4.0 | Win2000 | WinXP | WinVista | Win7 |
GCC 3.4.x(MinGW) | x | o | o | o | o | o | o (Qt4.5.1以降) | ? |
VC++ 2003 | x | o | o | o | o | o | o (Qt4.5.1以降) | ? |
VC++ 2005 | x | o | o | o | o | o | o (Qt4.5.1以降) | ? |
VC++ 2008 | x | x | x | x | o | o | o (Qt4.5.1以降) | ? |
※Qtがテストされている環境は、VC++ 2003以降です。そのため、ここでは、それ以降のコンパイラについてのみ記載しています。
Win7については、動作するか否かのみであれば、おそらく、デバイス関連以外のほとんどのQtアプリケーションは動作すると思います。ただ、Win7の新規の機能を使えるかどうかは、4.5では、対応していません。
GCC 3.4.x、VC++ 2003 では、本来、Win95で動作するアプリケーションを作成できますが、Qtでは、動作対象外となり、実際にQtアプリケーションをWin95で動作させても、何も記述されていないメッセージボックスが表示され、動作しません。
それ以外は、コンパイラの対象範囲と同じになります。
やはり、注意すべきは、VC++ 2008での95系(16ビットOS),WinNTでの動作不可と、VC++ 2003が、Win7の開発環境対象からもれることで、今後、Qtでも対象の範囲から外れていくことになるだろうことです。
95系(16ビットOS)(98とmeだけですが)でどうしても動作させたい場合は、GCC 3.4.x(MinGW)を使っていた方が無難かもしれませんね。

もっと、Qt関連について詳しく知りたい方は、以下の本なども良いと思います。
Qtに関する日本語の本が少ないですね。「入門書」は、さすがに、このページを読まれるくらいの方は不要だと思います。
やっぱり、本+ネット+試してみる!!の3本柱でやっていく以外にないように思います。
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