ホーム

OFF-SOFT.net

OFF-SOFT.net

ウェブやソフトウェアに関するサポート&情報サイトです。サイト構築からソフトウェアの作成、利用まであなたの助けになるかも・・・・しれません。たぶん・・。

BootTimerでPCの電源をON/OFFする

公開日| 2009年08月06日 | コメントはまだありません。
概要 :
最近では、LANによるWakeUP機能(Wake up On Lan)は、BIOSとして当然の機能のようになりました。(この機能が無いものが珍しいでしょう。) これで、リモートからの電源操作が可能となったわけですが、 だれも何も操作しない状態から、自分自身で電源ONとはなりません。これは、当たり前なのですが、LANから情報をもらって電源ONとなるわけですから、 言うなれば、「指示待ち状態」から、誰か指示したときに起き上がるという感じなのです。自分自身で立ち上がるわけではありません。

これは、これで良い機能です。遠隔操作などでは、非常に重宝します。

今回、ご紹介するツールは、先のWakeUP機能とは、異なるRTC Timer機能を用いたWakeUP機能です。
何が異なるかと言えば、何も誰も操作しないで、指定された日時に自動で電源ONとなります。(また、シャットダウンもできますが、これは、BIOSの機能ではありません。)
電源OFFの状態で、BIOS(マザーボード)の時計(タイマー)を使って、起動(電源ON)するわけですから、他からの何の指示も必要ありません。

今回は、RTC Timer機能を用いたWakeUPが可能なBootTimerについて簡単に記述したいと思います。

ダウンロードしてインストールしてみましょう
まずは、BIOSの確認をしましょう
まず、BootTimerをインストールする前に、ご自身の(インストールしたい)パソコンが、BootTimerの動く環境があるか確認しておく必要があります。
BootTimerは、BIOSの設定を変更して、電源ONを実現しています。(Windowsで、自動で電源ONするには、BIOSの対応が欠かせません)
そのため、BootTimerが必要している(RTC Timer)機能に、そもそもお手持ちのパソコンのマザーボードが対応しているかどうかを確認する必要があります。

最近のマザーボードには、この機能がついている場合が多いようですが、まずは、確認しておきましょう。
インストールしても動かなければ何の意味もありません。

ほとんどの場合は、起動時に"DEL"キーを押下するとBIOSの設定画面が現れます。
そこで、Power関連のメニューを確認してみましょう。

詳しい説明は、 自動起動のためのBIOS設定方法 自動起動のための具体的なBIOS設定例にありますので、そちらを参照してください。

BIOSの説明書があれば、それで確認される方が間違いないと思います。
手元にない方は、RT Timer,Resume by Alarm,Power Up Controlなど名前は様々ですので、上記のBIOS設定方法を参照して、それらしいものを見つけましょう。
もし、自信がない場合は、一回試されると良いと思います。ほとんどは、日付と時刻の設定が必要なはずです。(1日1回起動できるような設定ができる場合は、時刻だけかもしれません。)
適当に、10分後ぐらいを設定して、自動で電源ONとなるか確認してみましょう。

該当する項目があれば、その機能を有効にします。
日付、時間は適当で良い(なるべく遠い日時にしておきましょう)ので、有効にして、保存の上、再起動することを忘れないようにしましょう。

ここで設定した情報をメモしておきましょう。インストール時に必要となります。
遠い日時にするのは、インストール時に、テストなどを行いますので、下手にインストールおよび設定中に動作しないようにしておくためです。

インストールしてみましょう
先のダウンロード先から、1.3xxx あるいは、1.4xxxのバージョンをダウンロードします。
いずれもZIPファイルなので、ZIPを適当なフォルダへ解凍します。
解凍した中のBootTimerSetup****.exeを起動します。
すべて日本語ですので、後は画面の指示に従い、インストールおよび設定していきます。

詳しい説明は、 http://www.geocities.jp/h_mori_sosw/Manual/Page04-00.htmにありますので、そちらを参照してください。
作者が作成している公式なサイトのようですので間違いが少ないと思います。

簡単に説明しておきましょう。

すでに、先にBIOSの設定までしているので、「既にBIOSの設定はできている・・・」をチェックし、次へをクリックします。


ここで、先にBIOSの設定を行った情報をそのまま設定します。
※ここの設定は、BOOTのスケジュールを再設定するわけではありません。 現在のBIOSの設定ならびにBIOSで設定できるRTC Timerの設定パターンを認識するためのもののようです。 そのため、ここでは、設定した内容を忠実に指定しましょう。


特別、シャットダウンするのに時間がかかると思われていれば、時間の設定を長くしましょう。
通常は、そのままで、”次へ”をクリックします。
※”次へ”をクリックすると自動的にシャットダウンが始まります。シャットダウンの後、2分ぐらいで自動的に電源ONしますので、しばらく待ちましょう。
4,5分、待っても起動しない場合は、手動で電源ONして、再度、設定を見直してみましょう。


再起動が正しく動作した場合は、ここで、Windowsが立ち上がって(Windowsのスタートボタンが表示されてから)、通常に使えるようになるまでの時間を概算で設定します。
※セキュリティツール類などが自動的に立ち上がるようになっていると思います。長めに設定されておく方が無難かと思います。


アイコン登録遅延は、BootTimerのアイコンをシステムトレイへ設定するための待ち時間です。立ち上がりに色々なアプリケーションが立ち上がると 輻輳して、システムトレイへの登録ができないことがあります。そのため、この値は、先のWindowsが安定するまでの時間同様、長めに設定しておく方が無難かと思います。

シャットダウン方法とは、間違ってた違った場合、BootTimerは、無条件にシャットダウンしようとするそうです。その時のシャットダウンの仕方を定義します。
通常、そのままで良いと思いますが、間違って立ち上がると、他のアプリケーションなどが悪さをするなど、大変なことになってしまう場合は、「強制シャットダウン」を選択するんでしょう。


この画面が表示されたら、完了です。

このソフトウェアをインストールするために、BIOSの設定などもありますが、それほど難しいことではありません。 色々と画面が表示されますが、あわてずに一つ一つ対応していけば、何も問題なくできると思います。

使ってみましょう
次に簡単なBOOTスケジュールを作って確認してみましょう。
タスクトレイのBootTimerのアイコンをダブルクリックしましょう。以下の画面が表示されると思います。

?:追加ボタンをクリックします。
?:日時(スケジュール)を指定します。曜日の設定や日時の設定などができます。
?:種別(ブート,シャットダウンなど)を指定します。ここでは、ブートを指定していますので、ブート時に、起動するアプリケーションを指定することができます。
例)ここでは、バッチファイルを指定しています。


設定を終えて、シャットダウンした後、指定の日時で、自動的に電源ONとなるはずです。 また、アプリケーションの指定をしておけば、インストール時に指定した「Windowsが安定するまでの秒数」の後、該当アプリケーションが起動されます。

このように、BootTimerは、電源ONしてくれるのが特徴です。BIOSの設定では、月1回しかできなくても、このBootTimerを使えば、毎日でも可能です。 (当然、毎週でも可能ですし、日付を指定して1回だけの起動もできます。)

スタンバイ(スリープ)状態からの起動や、自動シャットダウンができるツールは、よくあります。このツールは、電源ON/OFFのスケジューリングができることが特徴です。
毎日のパターン化したワークフローなどを完全な自動化することも夢ではありません。 例えば、毎日5時に定期的にネットワークへアクセスし、情報を伝送しなければならないなど、会社では、よくあります。 このような場合、ほとんどが、常に電源ONとして、予定の日時が着たら、起動するような仕組みだろうと思います。 このツールを使えば、誰も何もしなくてもコンセントさえ入れていれば、勝手の電源ONしてくれますから、常に電源ONである必要がなくなります。
(処理を終えたら、shutdown -s -t 0コマンドで、即終了してしまえば、必要最小限の電気代で済みますね。)


経費削減とうるさい昨今では、重宝するかもしれません。(個人的には気に入ってます。)


コメント

コメントをどうぞ







  • はてなブックマークへ追加する
  • Facebookでシェアする
  • twitter でつぶやく
  • Google Plusでシェアする
  • Pocketでシェアする
ページトップへ